「LIBROM 栗とバニラ」

「LIBROM 栗とバニラ」

(株式会社LIBROM/福岡県福岡市)

規格:その他醸造酒(クラフトサケ)
原材料:
福岡県産米「ヒノヒカリ」、米麹は福岡県産「山田錦」、
福岡県豊前市にある豊前フルーツランドさんの栗、
(株)アイベジさんのバニラビーンズ
精米歩合:92%
アルコール度:16%
価格:500㎖ 2,800円(税込)


●テイスティングコメント
透明感のある香りの中に、今回加えているバニラの存在がしっかりと感じられます。
口に含むと少しとろみのある質感で、栗のこっくりとした甘さを感じた次の瞬間、ぐぐんと追いかけてくるバニラの風味!
この風味が後半に行けばいくほどボリュームを増して膨らみます。
後味はいつものLIBROMさんらしく柔らかな米の旨味が感じられ、余韻にも栗の甘さが広がります。
口の残り方も◎!冷酒ではバニラが主体です。

人肌燗~ぬる燗で試したところ、蔵元公式のとおりバニラよりも栗の甘さが際立ちました。
ホッとする味わいで、優しく甘美な甘さが大きな魅力です。
ぜひ冷酒から燗酒までお試しいただき、冷酒ではバニラ、燗酒では栗へと主役のバトンタッチまで存分にご堪能ください!

※甘くてスイスイ飲めてしまいますが、アルコール度数は16度と罪深い逸品です。ゆっくりとお楽しみください。




【小川屋スタッフから】
これまでLIBROMさんのクラフトサケでは、副原料に使用されるフルーツは1種、またはエディブルフラワーやハーブが1種だったので、今回の副原料2種は初めての試みです。
ラベルのデザインもこれまでと少し異なり、2つの副原料が混ざり合っている様子が描かれています。
「モンブランのような味」に仕上げるべく挑戦した今作は、バニラビーンズと栗の香りとのバランスを取るのがとても難しかったそうです。
バニラビーンズを少しずつもろみに漬けて、ベストなタイミングで搾ったとのことでした。

原材料の栗とバニラビーンズについて、少しご紹介します。
栗は、福岡県豊前市にある豊前フルーツランドさんのものです。
約3ヘクタールの広大な栗園に1,000本ほどの栗の木があり、そこへLIBROM醸造責任者の穴見さんが栗拾いに行き、一つひとつ皮むきをしたのだとか。
皮むきした栗は、蒸し上げてミキサーにかけてもろみに入れています。

一方、バニラビーンズは、バニラビーンズ栽培農家の支援や販路拡大、商品の企画開発等を行う(株)アイベジさんのものです。
バニラビーンズはインドネシアの農村で栽培されたものとのことですが、現状では規格外のものはほとんどが破棄されているそうです。そこでアイベジさんは規格外のものを加工し、お菓子作りに使用できるようにピューレやバターなどの商品を開発しています。
そんなアイベジさんが、「規格外のバニラビーンズをお酒造りに使えないか」とLIBROMさんに相談したことが出会いのきっかけとのこと。
お話のあったタイミングも絶妙だったようで、生まれるべくしてできたクラフトサケが「栗とバニラ」なんですね。


今作は、栗とバニラの素晴らしい調和が楽しめる逸品です。お酒好きにも甘党の皆様にもおすすめの「栗とバニラ」、飲んで納得の味わいですので、ぜひぜひお試しくださいね。


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今週もあっというまに金曜になりました。今週末の営業についてお知らせします。
明日19日(土)……通常営業
明後日20日(日)……定休日(第三日曜日のため)

ご用の方は、今日または明日にご来店・お問い合わせくださいますと幸いです。
それでは今週もお付き合いいただき、ありがとうございました!
お酒とともに楽しい週末をお過ごしくださいね。 

(有)小川屋

いらっしゃいませ! 湯沢市のジークブルガー通りにある、 (有)小川屋酒店です。 1922年の創業以来、 稲庭干饂飩とお酒を全国の お客様にお届けしてきました。 豊富な品揃えで皆様を お待ちしております!