「大納川天花 純米大吟醸 無濾過生原酒 秋田酒こまち」
「大納川天花 純米大吟醸 無濾過生原酒 秋田酒こまち」
(株式会社大納川/秋田県横手市大森町)
酒米:「秋田酒こまち」100%
酵母:協会1801号
アルコール度:15.9%
精米歩合:40%
価格:720㎖ 2,750円(税込)
※本日11月12日発売!
「大納川天花」ブランドで最高スペック、令和3酒造年度の第18弾。
瓶火入れを1回施した純米大吟醸無濾過生原酒です。
●テイスティングコメント
酵母由来の華やかさの中に、熟成を感じさせる濃醇な香りがあります。
飲み口にはやや甘みがあり大納川さんらしい一面も見えつつ、今作は昔からの日本酒を思わせるクラシカルな味わいやワイルドな一面もあり、飲みごたえがありました。
甘さはあるものの控えめでしつこくないので、ちびりちびりと飲み続けるのに向く味わいです。
冷酒、常温、ぬる燗と3パターンで試飲しましたが、常温〜ぬる燗がベストですね。
反対に、冷酒では芳醇な風味と豊かさが隠れてしまい、良さが感じにくくなってしまうように思いました。ぜひ常温またはぬる燗でお試しください!
【小川屋スタッフから】
今回注目のポイントは、使用している酵母が協会1801号という点です。
大納川さんといえば蔵付酵母のD-29やD-121がメインで、「大納川天花」ブランドとして協会1801号を採用するのは初めてなんです。
協会1801号は香りを多く生成する酵母で、品評会用のお酒によく使用されていますね。
今回のお酒は、先月末に結果が発表された令和4年度秋田県清酒品評会の受賞酒とほぼ同じスペックとのこと。
「秋田県産米の部・秋田酒こまち」で大納川さんのお酒が優等賞に輝きましたが、その受賞酒と今回の純米大吟醸で異なるのは精米歩合だけなんだそうです。
大納川さんの新しい一面が見られる今作は、大納川さんのファンは少し驚くかもしれません。意外性も含めてぜひ一度ご賞味くださいね。
なお、今作の通称は「カシオペヤラベル」。カシオペア、ではなくカシオペ「ヤ」なんだそうですよ(蔵元からのご案内で初めて知りました)。飲むときのネタにどうぞ。
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今週もあっという間に土曜日になりました。
今週末は、今日・明日ともに通常通り営業しますので、気になるお酒がある方はお気軽にお問い合わせ・ご来店くださいませ。
それでは、今週もお付き合いいただき、ありがとうございました!
お酒とともに、楽しい週末をお過ごしください。
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