「丑三つ迄 こま美゛特別純米 R3BY」

「丑三つ迄 こま美゛（こまび） 特別純米 R3BY」

（秋田酒類製造株式会社／秋田県秋田市）

酒米：麹米「秋田酒こまち」、掛米「美山錦」
酵母：協会1401号
精米歩合：60％
アルコール度：16.5％
価格：720㎖ 1,540円（税込）
秋田県内の特約店のみの限定販売です。


●テイスティングコメント
ほのかに甘さと酸が感じられる、優しい香り。
口当たりも香り同様に穏やかで、はじめに厚みのある旨味とコクが豊かに感じられます。
中盤には、シュパーーーッと広がって伸びる繊細な酸！
とても鮮やかで美しく、印象に残りました。
後半には喉元がじわんと熱くなり、余韻は長め。
優しくふっとキレていく様子もとても上品ですね。
飲みごたえはありながら、重たくもなく軽くもなく、はじめから余韻まで隙が無く感動させてくれる味わいです。
蔵元公式で、「複数本購入推奨。温度帯を変えたり少し寝かせて半年後に飲んだりと、いろいろな楽しみ方をするのがおすすめ」とありました。
蔵元公式コメントを読んでかなりの自信作ではと期待していましたが、試飲して何度も頷いてしまう納得の仕上がりです！

【小川屋スタッフから】
「丑三つ迄」は今年で3年目を迎えた銘柄です。
高清水さんの名杜氏・加藤均（ひとし）杜氏が一貫して醸すお酒で、 “あまりのおいしさに丑三つ時（午前2時ころ）まで飲んでしまう”が銘柄の由来です。
同銘柄は年に3種類が発売されていますが、今日の「こま美゛」は今年2月に登場して以来のリリースなので、ファンも楽しみになさっていたことでしょう。

この「こま美゛」には、加藤杜氏が酒造りで深く関わってきた2人への想いが込められています。
ひとりは、浅舞酒造さんの名杜氏として知られる、故・森谷康一氏。
もうひとりは、「14号酵母」の生みの親である、故・池見元宏氏。
森谷氏が得意としていた「秋田酒こまち」と「美山錦」を酒米に、池見氏が採取した「14号酵母」を酵母に選び、加藤杜氏が醸したのが「こま美゛」です。
（「秋田酒こまち」と「美山錦」を縮めて通称「こまみ」ですが、加藤杜氏は「こまび」だとずっと勘違いしていたそうで、訂正することなく「こま美゛」とラベルに記載しています）

毎回十二分においしいのに、蔵元曰く「丑三つ迄」はまだまだ進化していく、とのこと。
リリースされるごとにファンが増えているのをひしひしと感じ、発売日に「丑三つありますか？」とご来店になるお客様の多いこと！人気の高さがうかがえます。

既にファンの方はもちろん、まだ飲んだことがない方にも、素晴らしい出来栄えの「こま美゛」ぜひ一度お試しくださいね！