「出羽鶴90 試験栽培米醸造酒 Prototype Y#2」
「出羽鶴90 試験栽培米醸造酒 Prototype Y#2」
(秋田清酒株式会社/秋田県大仙市)
酒米:秋田県産米(未検査米 山田錦)
酵母:-
精米歩合:90%
アルコール度:16.2%
価格:720㎖ 1,650円(税込)
商品名の「Y」は「山田錦」を、「#2」は2回目の栽培で収穫されたものを意味しています。
食用米と同程度の精米歩合のため、丁寧な原料処理を行い、最高温度が8.5度の低温管理で発酵させ、もろみを管理(もろみ日数は25日)したそうです。
※火入れは1回施されていますが、繊細な味わいを保つため冷蔵保存をお願いいたします。
●テイスティングコメント
メロンを思わせる香りで、爽快感と甘さがあります。
口に含むと、低精白ならではのお米の旨味と甘味が十分に感じられます。
メロンをかじっているようなジューシーさで、凝縮した旨味がおいっしい!
苦みもうまく作用した絶妙なバランスです。
キレも良く、飲み続けやすく飽きがこない味わいですね。
お米の持つパワーを存分に感じられるので、低精白のお酒を飲んだことがない、飲んでみたい方に猛烈におすすめしたい1本!
冷蔵庫から取り出して瓶に少し汗をかくくらいか、常温でお飲みいただくと、お酒の良さが引き出されるように感じました。
【小川屋スタッフから】
出羽鶴さんといえば、T-farmさんの無農薬食用米「ササニシキ」を全量使用した「カゼノオト」が大きな話題となり、当店でも生酒版は完売、火入れ版も大変好評です。
「カゼノオト」だけでなく、出羽鶴さんの栽培と醸造におけるチャレンジは続いています。
「山田錦」の栽培に地元農家さんと協力して取り組み始めたのは2020年とのこと。
今回のお酒に使われたのは、栽培2年目となる2021年度に収穫された「山田錦」で、9俵(約540kg)のお米のみで小規模醸造を行ったそうです。
この「山田錦」は試験栽培の位置づけであり、検査米として扱われていません。
規格米でないため、特定名称(純米酒・純米吟醸など)は付きませんが、原材料は米と米麹のみです。
今回のお酒はまとまりがあり、とんでもなくおいしくて、精米歩合90%。
これほどにおいしいとお米を磨いて削る意味合いも変わってくるのでは…と改めて考えさせられました。
低精白のお酒って飲んだことないなぁという方は、ぜひこの「出羽鶴90」からお試しください!
※昨日は投稿を1日お休みしましたが、今週は今日から土曜まで、新発売のお酒をご紹介します。
今週もどうぞお楽しみに!
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