「出羽鶴 純米酒 秋あがり」
「出羽鶴 純米酒 秋あがり」
(秋田清酒株式会社/秋田県大仙市)
酒米:大仙市・横手市産「秋田酒こまち」100%
酵母:「秋田流華酵母AK-1」
精米歩合:58%
アルコール度:16%
価格:720㎖ 1,320円(税込)
しぼりたてを即瓶詰めし、火入れを施した後に蔵内の低温倉庫で貯蔵。
夏の間に熟成したものです。
●テイスティングコメント
香りには、やや熟成が感じられる濃醇さがあります。
飲むと、重すぎず軽すぎない絶妙なボディ!「秋田酒こまち」の良さが出ています。
きめ細やかな酸に濃縮した米の旨味があり、甘さは控えめ。
角の取れたまろやかさもあり、「日本酒を飲んでるな〜!」と感じさせてくれる喉越しも見事です。
アルコール度数15%よりも少し高く感じられる飲みごたえがありますね。
キレもいいので、秋の食材と合わせながら、ゆっくりちびちびと長く飲みたいと思わせてくれます。
これから気温が下がってきたときに、さらにポテンシャルを発揮しそうです。
【小川屋スタッフから】
先日の「大納川天花 秋酒」に続いて、出羽鶴さんより秋上がりが入荷しました。
風の涼しい夜もちらほらでてきたので、夏酒から秋酒へのバトンタッチですね。
ここで、簡単に「ひやおろし」や「秋あがり」を説明します。
(知ってるよ~という方はスルーしてくださいね)
・ひやおろし
春にしぼった新酒に1回火入れをして秋まで貯蔵。
2回目の火入れを行わずに出荷したお酒を指します。いわゆる生詰め酒ですね。
2回火入れするのが通常のお酒ですが、
2回目の火入れをせず「冷や」のまま「卸す」ので「ひやおろし」と呼びます。
・秋あがり
お酒の種類ではなく、お酒の状態を表した言葉です。
「秋」まで貯蔵したことで熟成して酒質が「上がった」から「秋上がり」です。
(酒質が落ちてしまった場合は「秋下がり」ではなく「秋落ち」と呼ぶんだそうです)
今回の「出羽鶴 純米酒 秋あがり」は秋のど真ん中を思わせるラベルで、陳列したら棚が一気に秋らしくなりました。
目に留まりやすいラベルも相まって、「お!出羽鶴のひやおろし、もう出たんだ!」と早速お買い上げいただいたお客様もいらっしゃいましたよ。
皆様も、これからの秋酒ラッシュをどうぞご期待ください。
秋を彩るお酒の数々を、いつもご愛顧くださっている皆様にご紹介するのが楽しみです!
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