「大納川天花 純米吟醸 無濾過生原酒 ななつぼし R3BY」

「大納川天花 純米吟醸 無濾過生原酒 ななつぼし R3BY」

(株式会社大納川/秋田県横手市大森町)

北海道むかわ町産の食用米「ななつぼし」を全量使用。酵母は「蔵付酵母D-29」です。
大納川さんと北海道むかわ町有志のコラボ酒で、コンセプトは、“みんなの想いを込め ごはんをほおばる幸せを”。
お酒の背景や経緯は、【小川屋スタッフから】でご紹介します。

蔵付酵母特有の香りはやや穏やかで、口当たりはとてもまろやか。
口に含むと、お米を食べているときのような旨味が感じられます。
その後に大納川さん特有のジューシーさが広がり、甘味と酸味が味をキュッと締めていきます。
食用米、恐るべし!と唸るようなおいしさで、あっという間に一瓶が空になりました。

試飲のお供に焼きシイタケをあわせましたが、お酒の甘さが際立ちました。
お酒単体でもかなりの絶品ですが、料理を引き立たせる優秀なパートナーにもなってくれます。







【価格】
720mℓ  1,760円(税込)







【小川屋スタッフから】
今日のお酒が生まれた背景を、簡単に説明させてください。

2006年の合併で生まれた、新生・むかわ町。
町制15周年を迎えた2021年、節目をお祝いをしようと有志が集まり、その1人が今日のお酒の原料米を作っている小坂農園の小坂さんでした。

記念酒を作るにあたり、小坂さんが相談した先は、大納川社長・稲上さん。
稲上さんと小坂さんが知り合ったのは、稲上さんの前職の時代だったそうで、ずっと付き合いが続いていたそうです。
むかわ町の有志の方々と大納川さんはミーティングを重ね、有志の方が大納川さんの酒蔵をはるばる訪ねたこともあったとか。
有志の方々の熱意に触れた大納川さんは、むかわ町の方々が普段から口にしている食中米「ななつぼし」を原料米に決定。
そして、今日の発売に至ります。

---

私個人の感想ですが、大納川さんはテロワールをさらに極めるのではと思っていたので、北海道産の食用米を使ったお酒にはじめは驚きました。
でも、その背景や経緯を知って、納得したんです。
きっと、「縁のある人やその土地に根付いたものを大切にしてお酒を造る」が、大納川さんの精神なのでしょう。

「鮪ラベル」のように、蔵付き酵母と、大森町の酒米や伏流水を使って仕込むことは、わかりやすい“大納川テロワール”です。
しかし、今回のように、縁があって知り合った人やその土地の存在は、大納川さんにとっては酒蔵のある大森町産と同じように大切なんだと思いました。


食品のトレーサビリティのように、一本のお酒にかかわる人や土地が見えるようなお酒です。
縁と熱意が紡いだコラボ酒を、ぜひぜひ味わってみてください!

(有)小川屋

いらっしゃいませ! 湯沢市のジークブルガー通りにある、 (有)小川屋酒店です。 1922年の創業以来、 稲庭干饂飩とお酒を全国の お客様にお届けしてきました。 豊富な品揃えで皆様を お待ちしております!