特別純米・純米吟醸「FLAME OF SKULL」
今日は両関酒造さんの熟成酒を2種類ご紹介します。
特別純米酒と純米吟醸酒のどちらも、味を整えるため冷蔵で瓶貯蔵したのち、低温倉庫で熟成させて作られています。
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写真左:特別純米「FLAME OF SKULL」フレイムオブスカル
(両関酒造株式会社/秋田県湯沢市)
燗酒を推奨している特純です。酒米は「秋田酒こまち」を全量使用、酵母は公開されていません。去年に引き続き2年目の発売となりました。
古酒ならではの深みがある琥珀色で、ややとろみのあるテクスチャー。香りは控えめ。角の取れた口当たり、喉越しの良さがありつつ、ほんのりと苦味もあります。ラベルのドクロの割りに(?)意外と甘さがあり、ベースに両関さんらしさを感じました。
常温と燗で試飲しましたが、常温だと良さが隠れてしまうように思います。燗だと口当たりのまろやかさが際立ち、旨味やコクが加わった豊かな味わいが楽しめますよ。ぬる燗程度がおすすめ。
個人的に、もっと寝かせても良いかも?と思いました。
<価格> 720mℓ 1,540円(税込)
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写真右:純米吟醸「FLAME OF SKULL」
今年から発売された新商品です。 この純米吟醸酒も、蔵元さん公式で燗酒を推奨しています。
酒米は「秋田酒こまち」を全量使用、酵母は公開されていません。
こちらも琥珀色で、特別純米酒に比べると複雑さあふれる熟成香。ややとろみがあり、こちらも口当たりは丸みを帯びています。低温長期熟成を経ても純米吟醸酒の良さが残っていますが、酸味が印象的。燗酒にすると熟成酒ならではの熟成香が楽しめますよ。
常温でも試飲してみましたが、酸味が全面に立ってしまうので、燗のほうが圧倒的におすすめです。こちらもぬる燗でどうぞ。
<価格> 720mℓ 1,760円(税込)
【小川屋スタッフから】
どちらも冷酒、常温、燗で試飲しましたが、冷酒や常温だと良さが隠れてしまいますね。上記では常温と燗だけについて書きましたが、とくに冷酒でお飲みいただくのはおすすめしません。
飲み比べると特別純米酒のほうが熟成度が軽め。純米吟醸のほうは円熟が感じられました。どちらも色を見ると8~10年熟成のものよりは色が浅いので、4~5年の熟成でしょうか。
ドクロのラベルからは、よほど辛い(または苦い)のでは?ハラハラさせられますが、そこはやはり“SWEET両関”で、どちらもほんのりと甘め。
大人気の「花邑」や「翠玉」とはまた異なる両関酒造さんの一面が楽しめる熟成酒です。日ごろ飲む日本酒とは、大きく異なるタイプですので、皆様もぜひ一度お試しくださいね。
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Instagramでは、開始から200回目の投稿となりました。振り返ると100投稿目も両関酒造さんの人気酒「Rz55 純米吟醸 亀の尾」でした。
いつもご覧いただき、本当にありがとうございます。Instagramでは、いいね!やDMなどを毎日のように頂戴して、始める前からは考えられなかったご縁に恵まれ、深く感謝しています。
至らないところも多くありますが、Instagram同様にホームページも更新してまいりますので、どうぞよろしくお願いします!
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