「まんさくの花 いものこラベル」


「まんさくの花 いものこラベル」

(日の丸醸造株式会社/秋田県横手市)

秋田県産の酒米を使用。酒米の銘柄と酵母は公開されていません。精米歩合は55%、アルコール度数は16.5%。秋田県内のみの限定発売です。
派手でなく滋味あふれる味わいで、温かい食事に合うよう作られた食中酒です。
日の丸醸造さんの紹介文がとても良いものでしたので、今回は当店スタッフの説明ではなく、公式コメントを引用させていだきますね。
以下、日の丸醸造さんの公式コメントです。


 “ふんわかした盛土を掘り返すと「いものこ」の大家族が現します。
親いも(種イモ)の周りに「子いも」が5つ。その子いもの周りに「孫いも」も5つほど。さらおまけとして数個の「ひ孫いも」がついてきます。

前杜氏の髙橋良治氏は、酒造りは無論、自他共に認める「いものこ」の名人です。
よく若手に対し、「いものこの滋味が分からなければ、一人前の酒はできない」とも言い聞かせていました。
氏によれば、「子と孫では味の特徴も料理方法も違う。子いもはしっとりとした美味しさがあり、煮物、おでん、炊き込みご飯向き。孫いもはやわらかく粘りがあり、いものこ汁に最適」とのこと。
これからの季節に、名人の伝承技がぎゅっと詰まったこのお酒で、いろいろないものこ料理をお愉しみいただければ幸いです。”



【価格】

720mℓ 1,485円(税込)



【小川屋スタッフから】

前杜氏の髙橋さんといえば、日の丸醸造で25年に渡って杜氏を勤め上げ、2014年には黄綬褒章を受章された方です。
酒造りに熱意を注いだ名杜氏は、いものこ(里芋)生産者としての顔も持っています。山内杜氏で知られる横手市山内地区は、県内有数のいものこの名産地でもあり、髙橋さんは生産者の間で知らない人はいないほどの「いものこ名人」なのだそうです。
いものこの滋味がわかってこそ一人前の酒が作れる、とは、山内杜氏であり、いものこ生産者でもある髙橋さんならではのお言葉ですね。

秋田含め東北では、いものこは秋の味覚としてなじみ深い食材かと思いますが、ほかの地域ではどうでしょうか。
湯沢市では、いものこ汁が給食にも出ますし、小学校でも「なべっこ遠足」というイベントがあり、野外でいものこ汁を作ります。調理器具を持ってくる人、いものこや鶏肉、醤油を持ってくる人などと担当が細かく分かれ、子供たちだけで調理します。
あまり煮れていない具材や行き過ぎた味付けも多々あったと思い出されますが、とても懐かしく楽しいイベントでした。

いものこ汁はもちろん、鍋料理のお供にも良い「まんさくの花 いものこラベル」。秋冬の食事にぜひ合わせてみてくださいね。


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今週も始まりましたね。
慌ただしい月末かもしれませんが、美味しい晩酌でパワーをチャージして元気に過ごしましょう!
今週もお付き合いいただけると幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。 

(有)小川屋

いらっしゃいませ! 湯沢市のジークブルガー通りにある、 (有)小川屋酒店です。 1922年の創業以来、 稲庭干饂飩とお酒を全国の お客様にお届けしてきました。 豊富な品揃えで皆様を お待ちしております!