「刈穂 山廃純米原酒 番品+21」
「刈穂 山廃純米原酒 番品+21」
(秋田清酒株式会社/秋田県大仙市)
酒米は「美山錦」と「秋の精」を使用、酵母は公開されていません。
これぞ伝統的な日本酒!というような香りが第一印象。口に含んだ際に、力強さと重厚な旨味、ハードなキレが一斉に、鮮烈に訪れます。熟成によってまろやかさが加わり、味わいにはさらに深みが生まれ、抜群の飲み応えを生み出しています。
日本酒度は+21.0で、アルコール度数は19度。数値通りの強烈さの中にある、酒本来の旨味にもご注目ください。
どっしりした重厚感のあるお酒を飲みたい!という時には特におすすめです。冷酒~熱燗まで幅広い温度帯で楽しめますよ。
【小川屋スタッフから】
今日のお酒は、「刈穂 山廃純米生原酒+21」を夏の間に蔵で熟成して出荷されたお酒で、いわゆる秋あがりですね。
甘くて軽くてフルーティーなお酒が市場に多い昨今、「重くないお酒」は誉め言葉かもしれません。ひやおろしや秋あがりでさえ、それほど重くなくて飲みやすいと言われる商品に人気が出たり、売れたりします。
今回の「刈穂 山廃純米原酒 番品+21」は、そんな甘い軽いの対極にあるお酒です。どっしりとして、濃い。自分、不器用ですから…のような、実直で芯のあるイメージのお酒です。
「刈穂」といえば、当店のアカウントでもご紹介した「刈穂 超弩級 気魄の辛口 +25」も大変好評販売です。超辛口同志を飲み比べるのも面白いかもしれません。日本酒度+20強程の辛さだけでない美味しさ、長所を味わえます。
個人的にはキレは「超弩級 気魄の辛口 +25」が勝り、この時期に合う酒としての深い旨味は今回の「生原酒+21」に軍配が上がったように感じました。
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日本酒に特化した一週間でしたが、いかがでしたか。
皆様にとって、気になるお酒や飲んでみたいお酒が見つかれば幸いです。当店スタッフも試飲を繰り返し、甘辛旨苦渋を行き来した濃い6日間でした。
当店は明日9/19(日)も通常通り営業しておりますので、お気軽にお問い合わせ・ご来店ください。
今週もお付き合いいただき、ありがとうございました。
お酒と共に楽しい週末をお過ごしくださいね。
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