「純米一度火入れ原酒 まんさくの花 巡米 美郷錦70」
「純米一度火入れ原酒 まんさくの花 巡米 美郷錦70」
(日の丸醸造株式会社/秋田県横手市)
酒米は「美郷錦」を全量使用、酵母は「秋田酵母No.12」を使っています。
上立ち香が控えめですが、口に含むと純米吟醸酒のようなフルーティーな旨みとともに美しい酸味が訪れます。くどさもまったくなく、まったりと味蕾に寄り添う甘みが見事です。
全体的には軽快な酒質で、程よく絶妙な苦みがアクセントとなり、飲みやすさをより上げています。
山田錦と美山錦の良いところどりで、飲み終わった後の余韻までその良さを存分に味わえるでしょう。
【価格】
720mℓ 1,430円(税込)
【小川屋スタッフから】
大人気の巡米酒シリーズから「美郷錦70」が発売になりました。今回のターコイズブルーのラベルも上品ですね。
簡単に説明すると、日の丸醸造さんの“巡米酒シリーズ”では、発売月ごとに単一米を使用した純米酒が発売されます。
精米歩合は70%、酵母は「秋田No.12」に統一され、酒米だけが異なります。酒米を巡り、飲み比べるために作られたシリーズですね。
今回の主役は、秋田県生まれの酒米「美郷錦」。母に酒米の王様「山田錦」、父に「美山錦」を持つサラブレッドで、2002年に品種登録されました。
生産量1位と3位同士をかけ合わせた「美郷錦」ですが、栽培が難しく生産量がとても少ないようです。その育てにくさから、米作りのプロのための品種とも言われるのだとか。
希少米を使った「美郷錦70」を単体で飲むも良し、他の巡米酒シリーズと飲み比べて酒米の違いを味わうも良し。
これまで発売された巡米酒シリーズの「山田穂70」と「雄町70」も、僅かですが当店にまだございます。
酒米が持つ味わいを巡る旅に、あなたも出かけてみませんか。
0コメント