「出羽鶴 純米酒 花立」

「出羽鶴 純米酒 花立(はなだて)」

(秋田清酒株式会社/秋田県大仙市)

原料米:大仙市花館産「陸羽132号」100%
精米歩合:60%
酵母:きょうかい1号
日本酒度:±0
酸度:1.8
アミノ酸:0.9
アルコール度:15%
仕込み水:花館地区天然地下水
酒母:秋田流生酛
税込価格:720㎖ 1,980円
※写真左は生酒、写真右は瓶火入れです。

🌸テイスティングコメント
数量の関係で、生酒のみ試飲しました。
生酛の柔らかな乳酸の香りが心地よく、口に含むと甘味と酸味が3:7くらいに感じられます。1号酵母由来のベリー系の酸味に生酛の酸がうまく融合してとても飲みやすく、進む味わいです。
酸が印象的な逸品ではありますが、キツさは皆無。生酛の深みや複雑さといった魅力がありながらとても飲みやすく、さっぱりと飲めて飲みごたえもありますよ。




【小川屋スタッフから】
使用米の陸羽132号は、1921年に秋田県花館村(現在の大仙市花館地区)の国立農事試験場陸羽支場で育成されたお米です。コシヒカリの祖父母米で、あきたこまちの曾祖父母米でもあります。

戦前から戦後にかけては日本一の栽培面積を誇った年もあったそうですが、いろいろな新しい品種が生まれるにつれ栽培量が減少し、今では幻の米といわれるようになりました。

陸羽132号誕生の地である花館地区で、有志と出羽鶴さんが共同で栽培を開始。2023年の9月、約60年ぶりに陸羽132号の稲刈りが行われた際は各メディアで報道されました。

陸羽132号を全量使用して醸し、2024年2月に「花立」という商品名でデビュー。この名前は、現在の地名の「花館」ではなく、旧村名の「花立」を採用しています。

昨年からの変更点としては、昨年は精米歩合が70%でしたが、今年は60%に上がったことですね。入荷数の関係で火入れ版は試飲を避けましたが、生酒は去年と比べると、みずみずしさと飲みごたえはそのままに、さらに飲みやすさが高まったように感じました。

話題作のため、早期完売が予想されます。気になる方はどうぞお早めにお求めくださいませ。



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今週末の営業日時をご案内します。


15日(土)通常営業

16日(日)定休日 第三日曜のため

それでは、今週もお付き合いいただき誠にありがとうございました!
お酒とともに楽しい週末をお過ごしくださいね。 

(有)小川屋

いらっしゃいませ! 湯沢市のジークブルガー通りにある、 (有)小川屋酒店です。 1922年の創業以来、 稲庭干饂飩とお酒を全国の お客様にお届けしてきました。 豊富な品揃えで皆様を お待ちしております!