「純米大吟醸35 月花の君」

「純米大吟醸35 月花の君」

(浅舞酒造株式会社/秋田県横手市)

原料米:秋田県湯沢市産「一穂積」「百田」
酵母:自社酵母
精米歩合:35%
アルコール度:16%
日本酒度:-2.5
酸度:1.6
アミノ酸度:0.8
税込価格:720ml 3,850円
※総数量は、生酒が400本、火入れが1,300本の限定酒です。
入荷数も限られるため、試飲は避けました。蔵元公式コメントをご紹介します。

●蔵元公式コメント
浅舞酒造161年目の再会。浅舞酒造の創業者・柿崎宗光の祖父である宗信は歌人でした。明治期の石川理紀之助や歌人の後藤逸女と親交があり、和歌の短冊と掛け軸が伝存しています。
この度、後藤逸女の生誕の地である湯沢市産の酒米「百田」と「一穂積」を使用し、35%磨きの純米大吟醸を醸しました。それぞれの酒米の特徴を生かした特別な1本に仕上がっています。



【小川屋スタッフから】
記念限定酒「月花の君(つきはなのきみ)」が入荷しました。
こちらでは、蔵元公式コメントの補足を少しだけさせてください。

後藤 逸女(いつじょ)は、現在の湯沢市川連出身で、江戸の終わりから明治初期にかけて活躍した歌人です。農作業のかたわら3,000首もの和歌を作り、和歌の指導にもあたりました。

種苗交換会の創設者・石川 理紀之助(りきのすけ)と逸女との出会いは、理紀之助が19歳のときです。理紀之助は幼いころから勉学に励んで学問を極めたいと考えていましたが、反対されて家出。江戸に行く途中に逸女と知り合い、逸女のもとで1年にわたって和歌を学びました。

商品名は、理紀之助の和歌「この君を貧しといふは月花に 富みたることを知らぬなりけり」から。逸女の没後、農作業に精を出し一家を支えた逸女を貧しい人だったと評価する人がいたそうです。その人に対し、理紀之助はこの和歌で自然の美しさを数多く詠んだ逸女の豊かさを褒めたたえました。

また、首掛けラベルには逸女の和歌「世の中に誘ふ嵐のなくもがな 散るとも花の根をば忘れず」も描かれています。 肝心の味わいは、理紀之助が逸女から学んだ「心の富み」を表現したと天の戸さんからうかがいました。またとない記念酒です。逃さず手に入れてくださいね。 

(有)小川屋

いらっしゃいませ! 湯沢市のジークブルガー通りにある、 (有)小川屋酒店です。 1922年の創業以来、 稲庭干饂飩とお酒を全国の お客様にお届けしてきました。 豊富な品揃えで皆様を お待ちしております!