「R5BY 飛囀 雛(HINA)」

「R5BY 飛囀 雛(HINA)」

(株式会社飛良泉本舗/秋田県にかほ市)

原材料:秋田県産「秋田酒こまち」100%
精米歩合:60%
酵母:きょうかい酵母No.77
アルコール度数:12%(原酒)
日本酒度:-14.0
酸度:3.0
税込価格:720㎖ 1,870円

●テイスティングコメント
リンゴのようなフルーティさのある、穏やかで上品な香り。
柔らかく軽やかな口当たりで、口に含んだ瞬間に酸味が口中をキュッと締めていきます。「雛」というネーミングにふさわしいチャーミングな酸味で、ここにハチミツのような甘味がわずかに伴います。アルコール度数が12%と低く、全体的にとても軽やかなテイストですが、同時に山廃ゆえのコクや深みが感じられ、飲み終わりにしっかりと満足感が得られました。

軽快なテイストに低アルも相まって飲み疲れず、キレも良好。このバランスが素晴らしいですね。猛暑日にもするする飲めそうな逸品です。キリッとよく冷やして、軽やかさの中にある深み、チャーミングな酸をたっぷりお楽しみください!



【小川屋スタッフから】
躍進を続ける、飛良泉さんの特約店限定銘柄「飛囀(ひてん)」。
同シリーズには、「鵠-HAKUCHO-」や「䴏-TSUBAME-」、「鵆-CHIDORI-」などがありますが、シリーズの第一作目は「雛-HINA-」でした。

2018年に産声を上げた「雛」は、27代目蔵元の齋藤雅昭さんが一年かけて選抜したオリジナル酵母で醸す食中酒でした。発売時、同シリーズの看板商品に据えるお酒だと蔵元では自信を持っていたもの、世間では目の覚めるような酸の魔物「鵠」が圧倒的な人気を誇り、思っていたんと違う!……と。

「雛」を同シリーズのセンターポジションに戻すべく、飛良泉さんでは同シリーズの全酵母を多酸性No.77へ切り替えて甘酸特化型へ変更し、「雛」のリニューアルへと準備を進めてきたそうです。

もろみ・麴・米とあらゆるところで工夫を重ね、ついに今回、新生「雛」が満を持して発売となりました。今作のコンセプトは、低アル原酒。リニューアル前のアルコール度数は15度(原酒)でしたが、今回は12%!また、この「雛」は「鵠-HAKUCHO-」のように白麹は使用せず、酵母と山廃仕込みのみとシンプルな設計です。

新生「雛」にあたり、27代目蔵元から実は原稿用紙で約4枚分の商品紹介文をいただいていました。ファンの方に読ませていいものか、いやダメだろうと判断して、かいつまんでご紹介した次第です(文章が面白すぎるんです、お酒も文章もうまいとはなんたる才能の塊……)。

というわけで、蔵元の想いあふれる新生「雛」です。ファンの方は、必ず、ぜひとも、確実にご賞味くださいませ。

(有)小川屋

いらっしゃいませ! 湯沢市のジークブルガー通りにある、 (有)小川屋酒店です。 1922年の創業以来、 稲庭干饂飩とお酒を全国の お客様にお届けしてきました。 豊富な品揃えで皆様を お待ちしております!