「純米一度火入れ原酒 まんさくの花 秋の精70」
「純米一度火入れ原酒 まんさくの花 秋の精70」
(日の丸醸造株式会社/秋田県横手市増田町)
酒米:秋田県産「秋の精」100%
精米歩合:70%
酵母:秋田酵母No.12
アルコール度数:16.2%
価格:720mℓ 1,485円 / 1,800mℓ 2,860円
(どちらも税込み)
●テイスティングコメント
甘さと酸味が混じった香りの中に、力強さも感じられます。「秋の精」の旨味が全開で、やや辛口のテイスト。繊細な酸味も相まって鮮やかな印象もあり、飲みごたえがあります。常温→熱燗で試飲しましたが、熱燗ではこの酸味がぐっと前に来て、さらにビビットになりました。柔らかで力強い米の旨味も際立って、燗映えもします。
「巡米酒」シリーズの中では結構辛口に分類されるお酒です。あまり冷やしすぎず、常温~熱燗でお試しください。食中酒としても◎です。
【小川屋スタッフから】
大人気の巡米シリーズ、今回は「秋の精」が主役です!
この酒米は、「トヨニシキ」と「美山錦」を親米にもつもので、秋田県で開発されました。農林水産省の調査(※)では、令和4年の「秋の精」の生産量は10tとごくわずかです。同じく希少米とされる「星あかり」が12tで、そちらよりも少ない量ですね。ちなみに親米の「美山錦」は959tでした。
(※酒造好適米の農産物検査結果(生産量)と令和4年産の生産量推計①)
当店で入荷したお酒を見ても、まんさくさん以外に「秋の精」仕込みのお酒を発売しているのは、大納川さんと刈穂さんだけ。まんさくさんが「秋の精」を全量使用したお酒を造ったのは昨年が初めてでした。それもこの巡米シリーズの番外品としてだったので、昨年飲めた方はかなりラッキーだったのではと思います。
昨年は720mlサイズだけでしたが、今年は1,800mlサイズも入荷しています。希少米「秋の精」の個性を味わってみたい方はもちろん、昨年飲んで気に入った方もどうぞご賞味くださいませ。
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