「あまおうとシナモン」

「あまおうとシナモン」

(株式会社LIBROM/福岡県福岡市)

原材料:福岡県産「ヒノヒカリ」、米麹、あまおう、シナモン
精米歩合:92%
アルコール度:10%
価格:500㎖ 2,800円(税込)
※本日6月30日解禁!

🍓テイスティングコメント
イチゴの香りの中にほんのりとシナモンやハーブらしいニュアンスがあります。

・上澄みだけ
ファーストタッチの塊の中にシナモンの存在が漂います。上澄みだけだと、「あまおう」の甘さがやや強めに感じられました。

・おりを混ぜて
混ぜると、甘さ、旨味、酸味、心地よい苦味がちょうどいいバランスで口いっぱいに広がります。「あまおう」とシナモンが好相性で、何層にも重なる旨味が特徴的です。シナモンの風味は後半から鼻に抜ける香りにしっかり出ていました。

・まとめ
「あまおう」の甘さが印象的で、洋菓子と合わせても輝きそうな味わいです。シナモンの主張が強すぎず、それでいてきちんと感じられる絶妙な立ち位置にいます。前面には出ていない点と「あまおう」との調和がすばらしいので、シナモンが苦手な方もまったく問題なくおいしく味わえるはず!


 


【小川屋スタッフから】
前回「茶醸酒」で飲み手を驚かせてくれたLIBROMさんから、間髪を容れずに新作が登場!今回は定番の「あまおう」にシナモンを加えたものです。それぞれの副原料について紹介させてください。

●あまおう
福岡県久留米市にある、うるう農園さんのイチゴ「あまおう」です。土づくりに徹底的にこだわり抜いているのが特徴のひとつで、その土壌で栽培された「あまおう」は福岡県内で認定率が2%以下だという「ふくおかエコ農産物」に認定されています。
強い甘味と程よい酸味があり、そのバランスの良さが味の特徴とのこと。冷凍したほうが甘さが際立つそうで、朝採った「あまおう」を即日冷凍して今回のサケに使用しています。

●シナモン
福岡県糸島市、国指定史跡の怡土城(いとじょう)で農業を営む泉屋六治さんのシナモンです。「~身体の中から美しく~」というコンセプトのもと、シナモンを栽培するだけでなく、シナモンティーやシナモンパウダーなどを販売していらっしゃいます。
なんでも糸島市は奈良時代からシナモンが栽培されていたとのことで、昔は生薬として使われていたのだそう。古くから糸島に根付いているものなんですね。

そのシナモンと相性のよいフルーツをバーテンダーさんに選定してもらったところ、「あまおう」に決定したそうです。イチゴとシナモンという組み合わせから、試飲前はジャムやスイーツなどを想像していたのですが、実際飲んでみると甘さを筆頭にした心地よい香味の調和が見事な味わいでした。食前酒や食後酒にも向きそうです。ぜひよく冷やしてお楽しみください!

(有)小川屋

いらっしゃいませ! 湯沢市のジークブルガー通りにある、 (有)小川屋酒店です。 1922年の創業以来、 稲庭干饂飩とお酒を全国の お客様にお届けしてきました。 豊富な品揃えで皆様を お待ちしております!