「出羽鶴 無農薬栽培米仕込み カゼノオト~風の音~(生原酒)」
「出羽鶴 無農薬栽培米仕込み カゼノオト~風の音~(生原酒)」
(秋田清酒株式会社/秋田県大仙市)
大仙市で無農薬栽培に取り組む「T-FARM」さんとのコラボ酒が限定入荷!
酒米は大仙市産の無農薬栽培「ササニシキ」を全量使用しており、精米歩合は90%と低精白が特徴です。
商品名は、“農作業の合間に田んぼに吹く心地よい風のような、おいしい農作物を届けたい”という思いから命名されたとのことです。
お酒が生まれた経緯は【小川屋スタッフから】で紹介しますね。
食用米で低精白だと言われてもわからないほど完成度が高く、お米由来のナチュラルで繊細な酸が印象的でした。
飲み飽きない味わいで、温度帯が上がってくると表情が少し変わり、白米を思わせる旨味も増します。
香りが穏やかで優しいので、主張が強すぎないところも魅力のひとつです。
食中酒にも向きますし、食用米の可能性を感じさせる純米酒……!と感動させてくれた1本でした。
【価格】
720mℓ 2,750円(税込)
【小川屋スタッフから】
1980年代から今日に至るまで、無農薬栽培米での酒造りを精力的に続けてきた出羽鶴さん。
今回、「T-FARM」の田口さんと出会い、農薬や化学肥料に頼らない自然栽培米だけでなく、添加物をも使用せず、磨きすぎないお米を使っての酒造りの話が進んだそうです。
醸造した時のことを、出羽鶴さんはこう表現しています。
“無農薬で自然に育てられた米の生命力とポテンシャルを強く感じ、その自然の力に呼応する酵母のバイタリティにも驚かされました。
(中略)
自然に無理な負荷をかけず、寄り添いながら、持続可能な循環型の米作り・酒造りを目指したい。”
先日、千歳盛さんの低精白純米酒をご紹介した際にも書きましたが、日本酒業界にもサステナブル(持続可能)の考え方が少しずつ広まってきました。
一酒屋としても、数ある選択肢のひとつとして低精白のお酒をお客様にご案内できるのがとても嬉しく、価値のあることだと感じています。
また、間接的ではありますが、販売を通して環境や自然に貢献できるのでは、とも思っています。
まだまだ数は多くないものの、自然に負荷をかけずに持続可能な米作りと酒造りを続けていくため、「小さな風がゆくゆくは大きな風になることも可能」だという出羽鶴さん。
未来の農業と酒造りへの確実な一歩ともいえる「カゼノオト」を、当店でも多くの方に届けたいと思っています。
包装紙に至るまで、心地よい風を感じさせるようなデザインです。
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