「ちとせざかり 低精白純米91%(協会1401酵母)・(AK-1酵母)」
千歳盛さんの純米酒を2種類ご案内します
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写真左:純米酒
「ちとせざかり 低精白純米91%(協会1401酵母)」
(千歳盛酒造株式会社/秋田県鹿角市花輪)
酒米は「秋田酒こまち」を全量使用し、精米歩合は91%。
酵母は「協会1401号」で、仕込み水には十和田八幡平系伏流水を使用。
アルコール度は16.9%です。
青リンゴのような爽やかで軽やかな香り。
低精白ならではの米の旨味をしっかりと引き出しています。
蔵元からは「魚介の天ぷらとの相性が抜群」とのことでしたよ。
ぜひお試しください!
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写真右:純米酒
「ちとせざかり 低精白純米91%(AK-1酵母)」
酒米、精米歩合、仕込み水ともに先にご紹介した純米酒と同じです。
こちらは酵母が「AK-1」で、アルコール度数は17%です。
ふんわりとした甘い香りが心地よく、口に含むと甘味と酸味の調和がたっぷりと楽しめます。
やや辛口のテイストで、食中酒としてもおすすめです。
【価格】
720mℓ 各1,430円(税込)
【小川屋スタッフから】
精米歩合が91%!これは食用米とほぼ同じ数値です。
91%だと、ラベルに描かれたお米の(9の数字のところ)くらいの、見慣れたシルエットですね。
「削りまくっておいしいお酒を造る」が長年スタンダードでしたが、そこへ「それってほんと?」と、低精白のお酒を造って疑問を投げかける蔵元も増えてきました。
実際、低精白のお酒が増えてきたように感じます。
国連が定めたSDGs(持続可能な開発目標)を受けて、日本酒業界にもサステイナブル(=持続可能)という考え方が広まってきました。
SDGsの目標12番目の「つくる責任つかう責任」のなかでは食品ロスも含まれ、この目標に共感して酒造りをする蔵元も見られます。
具体的には、お米の捨てる部分がなるべく出ないようにしよう、との取り組みがあるようです。
そもそも削らなくてもいいお米(雑味等が出にくく酒造りに合うお米)を造ろうと取り組んでいる蔵元もありますね。
…ところで、素朴な疑問ですが、何パーセントから“低精白”なんでしょうね?
90%はもちろん低精白の枠に入るでしょうから、80%くらいでしょうか。
福島県の蔵元さんですが、昨年飲んだ「にいだしぜんしゅ 純米原酒 OK 蔵付木樽仕込み」がとてもおいしく、精米歩合は80%でした。
皆様も、なにか低精白のお酒でおすすめがあればぜひ教えてくださいね。
低精白のお酒をまだ飲んだことがない方は、今日ご紹介した千歳盛さんのお酒でデビューしましょう!
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