「飛囀 鵠（HAKUCHO）BLACK LABEL」・「飛囀 鸐（YAMADORI）」

飛良泉さんの流通限定酒「飛囀（ひてん）」から、山廃純米吟醸を2種類をご紹介します。

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写真左：
「飛囀 鵠（HAKUCHO）BLACK LABEL」
（株式会社飛良泉本舗／秋田県にかほ市）

酒米は秋田県産「秋田酒こまち」を全量使用。酵母は「きょうかいNo.77酵母」です。
アルコール度数は16％と、通常版の「鵠（HAKUCHO）」よりも2度高めに作られています。

「秋田酒こまち」の良さが全面に出ており、はじめに穏やかでやわらかな甘さが感じられます。
次に辛さをちらつかせたのち、鮮烈な酸がキューッと口中を占めていく面白さ。
飛囀シリーズの真骨頂である酸味、ここに来たれり！という刺激的な展開です。
終わりには、酸味が甘味に変わっていくのも面白いですね。
味のテンポが良い意味で激しく、飲んでいくうちに癖になります。
酸度は4.1と突き抜けた数値で、同シリーズの酸に魅了されている方ならきっと気に入る味わいでしょう。


＜価格＞
720mℓ　1,980円 （税込）




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写真右：
「飛囀 鸐（YAMADORI）」

酒米は秋田県産「美郷錦」を78％、秋田県産「秋田酒こまち」を22％使用。
酵母は「きょうかい1401号」を使っています。

控えめで、酵母由来のバナナのような上品なフルーティな香り。
酸度は2.1とやや高め。 「美郷錦」の持つ奥ゆかしさと複雑さ、若干の苦味が「飛囀」ならではの酸味と見事にかみ合っています。
やや常温で試飲しましたが、これぞ王道の山廃！という端正な印象を受けました。
先に紹介した「BLACK LABEL」がジェットコースターなら、こちらは心地よい風を感じながら進む小舟と言えるかもしれません。
幅広い温度帯でお楽しみいただけますが、個人的には常温～ぬる燗がおすすめです。



＜価格＞

720mℓ　1,870円 （税込）








【小川屋スタッフから】

飛囀シリーズはそれぞれに個性が光るお酒です。
その中でも「鵠（HAKUCHO）」が私は一番好きで、今回の入荷案内が来たときも本当に心が踊りました。
入荷しては美しい瓶とラベルを眺め、試飲するところまでいろいろな角度からたっぷりと楽しんだ次第です。
当店には、「鵠（HAKUCHO）Type-B」もわずかですが、まだ数本ございます。
「BLACK LABEL」との飲み比べで、また違った発見ができるかもしれません。

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話はそれますが、昨日はInstagram担当（中の人）の誕生日でした。
ひとつ歳を取って初めて飲んだ日本酒は、今日ご紹介した「飛囀 鵠BLACKLABEL」です。
前述のようにとても好きなお酒なので、感慨深いものがありました。
今年も多くの日本酒と出会っていくと思いますが、この1本は忘れられない1本になりそうです。

コメント欄やDMで沢山の方からお祝いのメッセージをいただきました。
社会人になってから、ここまで多くの方に祝っていただいたことってないのでは……と感無量です。
皆々様、どうもありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします！