「純米酒 裏銀紋」


「純米酒 裏銀紋」
(両関酒造株式会社/秋田県湯沢市)

湯沢市民のソウル酒「湯沢銀紋」の純米酒バージョン、「裏銀紋」の登場です。
酒米は「ぎんさん」・「ちほみのり」・「ゆめおばこ」の3種類を使用。 ワイン造りで用いられる技法のアッサンブラージュ(混ぜ合わせ)を取り入れ、作られました。酵母は公開されていません。

温度帯別に飲み比べましたが、もっともおすすめなのは、ぬる燗~熱燗です。
丸みを帯び、深みと奥行きが生まれます。さっぱりとしながらも凝縮した、ふくよかな旨味。口当たりの軽さも見事でするすると飲めます。
食中酒としても最適で、無限に飲めるような気持ちにすらさせてくれました。冷酒でも、さらさらとして綺麗な酒質が楽しめます。

普通酒の「湯沢銀紋」からすると、少し物足りなく感じられるかもしれません。しかし、「裏銀紋」はオールマイティで全方位の方が飲めるタイプと言えます。親しみやすく旨味があり、癖は全くありません。同じ両関さんなら「翠玉」の特別純米酒に近い印象も受けました。
冷酒から熱燗まで楽しめて価格も手頃で、スタンディングオベーションを送りたいような一本です。




 【価格】

720mℓ 1,098円(税込)




【小川屋スタッフから】

前述のとおり、湯沢市民御用達のお酒と言えば、普通酒の「湯沢銀紋」。湯沢市を代表するお酒のひとつと言い切っていい定番商品です。
両関酒造さんは「湯沢銀紋」の純米酒化を検討されていたそうですが、「湯沢銀紋」の濃厚なコクと味わいは根強い人気を誇っているため、同ブランド名で純米酒へ移行するのは難しいと判断されていたようです。
試行錯誤の段階で、単一米仕込みの純米酒では銀紋らしい濃厚なコクが表現できず、また、濃厚すぎると純米らしい華やかさが出にくくなると気づき、ワインの技法であるアッサンブラージュに挑戦。そうして、たどり着いたのが「裏銀紋」なんだそうです。

これまでの伝統を大切にしながらも、新しい試みで私たちを楽しませてくれる両関酒造さん。「湯沢銀紋」の長年のファンの方も、「花邑」や「翠玉」の新しいファンの方も、伝統と革新の賜物である「裏銀紋」をぜひ一度ご賞味ください。 

(有)小川屋

いらっしゃいませ! 湯沢市のジークブルガー通りにある、 (有)小川屋酒店です。 1922年の創業以来、 稲庭干饂飩とお酒を全国の お客様にお届けしてきました。 豊富な品揃えで皆様を お待ちしております!