「横手産ホップ×湖畔の杜ビール アメリカンラガー」・「横手産ホップ×羽後麦酒 ペールエール」
昨日に引き続き、横手産ホップ「IBUKI」を使った地ビールを2本ご紹介します。
夏本番、ビールの紹介をするなら今!というわけで。
【地ビールのご案内】
「横手産ホップ×湖畔の杜ビール アメリカンラガー」
(湖畔の杜ビール/秋田県仙北市田沢湖)
「ドイツ、カナダ産麦芽」×「秋田県産あきたこまち」×「横手産ホップIBUKI」 を使用しております。アルコール度数は5.5%のアメリカンラガースタイル。
美しい黄金色で上立ち香は控えめ。口にするとホップの苦味は弱めで、すっきりした喉越しが味わえ、爽快感が素晴らしいです。暑い日に合わせてお飲みいただくと良いですよ。
湖畔の杜ビールさんは、全国酒類コンクールの地ビール部門で各種ビールが軒並み入賞。
さらに、最も優れた銘柄に与えられる「第1位特賞」も度々受賞するという輝かしい実績を持っています。
今日の「アメリカンラガー」も、受賞の数々が頷ける味わいでした。
<価格> 330mℓ 670円(税込)
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「横手産ホップ×羽後麦酒 ペールエール」
(株式会社羽後麦酒/秋田県羽後町)
「ドイツ産麦芽」×「秋田県横手産吟の精」×「横手産ホップIBUKI」を使用しております。
アルコール度数は5%のペールエールスタイル。こちらは黄色とオレンジ色を足して割ったような鮮やかな色彩。しっかりとした麦芽感を味わえる一方で、フルーティさと軽さも同時に生きています。飲み終わりを整える綺麗な苦味と軽さが印象的でした。
透き通る湧き水のような「吟の精」の存在感もあり、味わいの核としてしっかりパンチが効いています。
羽後麦酒さんといえば、当店がある湯沢市に一番近いブリュワリー。クラフトビールのラインアップがとにかく豊富で、イチゴやブドウなど想像しやすい味だけでなく、菊や春菊を使ったビールもありました。新世界!
<価格> 330mℓ 715円(税込)
【小川屋スタッフから】
昨日に引き続き「横手ホップ」に関する2種類の地ビールを紹介しました。
今日登場したのは「アメリカンラガー」と「ペールエール」でしたね。こちらも簡単に説明させてください。
一般的には、「アメリカンラガー」は輝くような薄い金色とすっきりした喉越し、ホップの苦味は弱め。
「ペールエール」は、淡い小麦色とホップの苦味、フルーティな香りが特徴です。
(もっと知りたい方は、以下をご覧ください。長いので読み飛ばしてOKです!)
「アメリカンラガー」の歴史は約180年前に遡ります。1830年代までエールビールが主流だったアメリカ。1840年にドイツからアメリカへ移住したジョン・ワグナーがラガービールの製造を始めると、瞬く間に好評を博したのが始まりだそう。
その2年後には、アメリカを代表するラガービールのひとつ「バドワイザー」が誕生しています。
今日ご紹介した「アメリカンラガー」は、(ただのラガーでもいいのでしょうけれど)発祥地の名前を冠したビールなんですね。
一方の「ペールエール」の誕生は18世紀と古く、イギリスのバートン・アポン・トレントという町が発祥と言われています。
黒ビールばかりだった当時、淡い(=ペール)色合いのビールを「ペールエールと」呼んだそう。
イギリスビールの代表的銘柄「バス ペールエール」もバートン・アポン・トレントで創業され、現在も同地にビール博物館があります。
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国内の大手ビールメーカーさんの各種ビールももちろん最高ですが、クラフトビールもぜひお試しいただきたいです。
完全に好みが分かれそうですが、香りや苦味の突出した個性豊かな味わいや喉越しが楽しめます。たまに違うスタイルのビールを飲んでみると刺激があって、ビールの奥深い世界を覗けるはず。
2日続けての地ビールのご案内でした。
ビールをご紹介する機会は多くないと思いますが、またご案内できればと思っています。
それにしても、ビールのテイスティングコメントって難しいですね。喉ごしがいい、キンキンに冷えてて美味しい、といった大雑把なものではなく、具体的に味を表現する言葉をもっと得たいと切に思いました。日々勉強ですね。
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さて、今日は華の金曜日です!
暑くなってきたので、冷えたビール、冷えたグラスでキューっと飲みたいですね。皆様も、美味しく楽しい時間をお過ごしください。
明日も更新しますので、週末にお時間のある方は、ぜひ覗いてみてくださいね。
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