「純米一度火入れ原酒 まんさくの花 山田穂70」
「純米一度火入れ原酒 まんさくの花 山田穂70」
(日の丸醸造株式会社/秋田県横手市増田町)
「山田穂(やまだぼ)」を精米歩合70%に磨き、「秋田No.12酵母」を使って作られました。
芯の強さとしっかりとした酸味、米本来の甘みが味わえます。山田錦より、全体的に力強い印象を感じました。
この純米原酒は、まんさくさんの純米大吟醸「Family Hisotry」に続く2回目の挑戦で、まんさくさんでは初めての「山田穂」単体での仕込みとのこと。(「Family Hisotry」も当店のアカウントで4/8にご紹介しています)
「山田穂」は、酒米の王様・山田錦の母親にあたると言われている酒米で、明治から昭和の初めまで兵庫県で栽培されていました。
一時は栽培が途絶えましたが、1991年に灘の酒造メーカー・白鶴酒造が再度栽培を試み、復活。なお、正式名称は「新山田穂1号」なんだそうですよ。
【価格】
720mℓ 1,590円(税込)
【小川屋スタッフから】
「やまだほ」と読まれがちですが、正しくは「やまだぼ」です。今日のお酒のラベルにも、光り輝く「YAMADABO」が。
それにしても稲を使った紋のデザインもシックで、ついつい見とれてしまいます。
先週の金曜日と同様に、単一の酒米を使ったお酒というのは酒米の個性が全面に出ます。
酒米の違いを飲み比べるのは、日本酒を飲むときの楽しみのひとつですね。
米の持つ旨み、香り、きめ細かさ、コク、キレ、力強さ等、それぞれがユニークで、みんなちがって、みんないい……と詩人の一節を思い出して頷きました。
皆様もぜひご賞味ください。
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