「飛良泉27」
「飛良泉27」
(株式会社飛良泉本舗/秋田県にかほ市)
普通酒の仮面を被った純米大吟醸酒です。
精米歩合27%だと通常は純米大吟醸酒ですが、このお酒が普通酒に区分されているのは「規格外米」を使っているためです。
規格外米とは、規格より小さかったり、水分が多かったりする理由で出荷時にはじかれたものを指します。
実は酒米にも、特上、特等、1~3等まで等級などがあり、純米大吟醸酒などと特定の名称酒を名乗る場合には、特上〜3等までの等級の付いた酒米を使わなくてはなりません。
そういった訳で、規格外米を使っている点だけ除けば、純米大吟醸と同じ方法で作られているのが「飛良泉27」なんです。
普通酒といっても、「飛良泉27」は醸造用アルコールや糖類などは無添加。
純米大吟醸酒のような透き通る口どけ、上品さが表現されています。
冷酒状態だと、さっぱり・キリっとお楽しみいただけて、常温に近い状態の場合は、米の旨みが溢れ出てくるような味わいが楽しめます。
簡潔に言うと、「コスパが超絶抜群の美味しいお酒」ですね。
【価格】
720mℓ 1,430円(税込)
【小川屋スタッフから】
飛良泉(ひらいずみ)本舗さんは1487年創業。秋田県では最も古く、全国でも3番目に歴史のある酒蔵さんです。
酒造りへの熱い想いが長年紡がれて、現当主の斎藤雅昭さんで飛良泉27代目。
……そうなんです、勘の良い方ならお気づきかもしれませんが、「27」代目にちなんで、精米歩合も27%。
老舗のとんでもないユーモアで生まれた「飛良泉27」は、恐るべき普通酒として存在感を放っています。
なお、2018年まで同商品は「飛良泉35」でした。35の方も好きでしたが、進化した「飛良泉27」からも目が離せませんね。
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気づけば金曜日。1週間が早いですね。暑さもほどほどにしてほしいと本格的な夏が来る前から参っています。
秋田なんて暑くないでしょ?と言われそうですが、高温多湿で髪の毛がすごいことになるんですよ。
気温がぐんぐん上がってきていますので、皆様も水分補給を忘れずに過ごしましょう。
今週もありがとうございました!
……ではなく、明日も更新いたします。
土曜にお時間のある方は、ぜひお付き合いくださいね。
どうぞよろしくお願いいたします。
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