「プロスペクトハイツ 柚子と煎茶」

「プロスペクトハイツ 柚子と煎茶」

(株式会社LIBROM/福岡県福岡市)

原材料:福岡県産米、米麹、柚子、煎茶
精米歩合:92%
アルコール度:12%
価格:500㎖ 2,800円(税込)
※本日11月15日解禁!

🟢テイスティングコメント
柚子の香りが爽やかに立ちます。煎茶の青々しい香りもわずかにあり、ほんの少しコーンポタージュっぽくもある、おいしくて和む香りです。

・冷酒
上澄み:入りは煎茶のまろやかな甘みと渋味、柚子は後半からガッと口中に広がります。微細なガスもあり、軽やかで爽やかさが印象的です。
混ぜて:ベースに煎茶、メインは柚子と米で、それぞれの境目が(良い意味で)曖昧で、言葉で表しにくいおいしさです。混ぜたことで柚子の甘酸っぱさが優しく感じられ、柚子胡椒のような雰囲気も少しありました。後口には煎茶のまろやかさもあります。

・燗
柚子の酸味がより際立ちます。かなり爽やかな味わいですが、米と煎茶がベースにあり、どこかほっこりとした印象も受けました。

・まとめ
煎茶の味わいを感じたい方は冷酒で、混ぜない状態の上澄みをまずお楽しみいただくのがおすすめ。柚子を効かせたい方は燗でどうそ。柚子の酸味が爽やかで、ポン酢の鍋料理(タラや豆腐などのあっさりめ)と合いそうな味わいです!




【小川屋スタッフから】
今作は、「SakeBrooklyn Brewing Company(サケブルックリン・ブリューイング・カンパニー)」さんとのコラボ品です。
ニューヨーク州ブルックリンで酒造りを目指す「SakeBrooklyn Brewing Company」は、若手醸造家の上田睦紘さんと後藤優希さんのお二人が醸します。ブルックリンの醸造所が完成する前に、日本国内の蔵元を間借りして醸す「SakeBrooklyn LAB」シリーズが先だってスタートしました。
同シリーズの第1弾と第2弾は、上田さんが酒造りを学んだ新潟県の阿部酒造さんとのコラボですでに発売され、今作はそのシリーズ第3弾です。

ここで勘のいい方やLIBROMさんのファンはピンと来たかもしれません。阿部酒造さんといえば、LIBROM醸造責任者・穴見さんが修業した蔵元ですね。今回のコラボは、阿部酒造さんで修業した縁がきっかけとのこと(それにしても阿部酒造さんの卒業生たちの目覚ましい活躍たるや…)。

今回のコラボでは、“ブルックリンで造りたい日本酒”をイメージし、原材料はオールジャパンにこだわったそうです。副原料の柚子は愛媛県宇和島市にある大久保農園さんの青柚子を、煎茶は福岡県うきは市にある伊藤製茶さんの上煎茶の茶葉を使用。どちらも以前からLIBROMさんと縁のある農園さんです。海外では、柚子は日本らしい味と認識されているもののひとつであり、そこへ意外性のある煎茶を合わせて設計したとのことでした。

まさに「ご縁がつなぐクラフトサケ」と言える今作。ブルックリンにある注目のエリア・プロスペクトハイツを商品名に冠しており、先々を見据えた味わいです。柚子と煎茶の味が効いた和の味わいを、どうぞご賞味くださいませ!

(有)小川屋

いらっしゃいませ! 湯沢市のジークブルガー通りにある、 (有)小川屋酒店です。 1922年の創業以来、 稲庭干饂飩とお酒を全国の お客様にお届けしてきました。 豊富な品揃えで皆様を お待ちしております!