「雪の茅舎 純米吟醸 ひやおろし」


「雪の茅舎 純米吟醸 ひやおろし」

株式会社齋彌(さいや)酒造店/秋田県由利本荘市


酒米は麹米に「山田錦」、掛米に「秋田酒こまち」を使用。酵母は公開されていません。
齋彌酒造店さんの代表銘柄「雪の茅舎 純米吟醸」のひやおろしです。香りは控えめで、柔らかく滑らかな口当たりとクリアな味わいが特徴。
繊細な酸味もアクセントで、熟成期間を経ての旨みが存分に楽しめます。良い意味で主張が強くないので、食中酒としても良いですね。


【価格】

720mℓ 1,650円(税込)



【小川屋スタッフから】
「雪の茅舎」は、以前から当店でも取り扱っていましたが、当店インスタでは初めて登場しました。やっとご案内できて嬉しいです!

齋彌酒造店さんといえば、“三無い”造りで有名な蔵元さんです。櫂入れ(かいいれ)しない・加水しない・濾過しない、の3つですね。
櫂入れは、もろみなどが入った巨大なタンクに細長い棒を入れ、かき混ぜる作業工程です。
タンク内のもろみの温度を管理し、ガスを抜き、均一に発酵するよう促す目的がありますが、齋彌酒造店さんはこの櫂入れを1995年に完全に廃止しました。
これは、微生物が自然にぶつかり合うタンク内に人の手を無理やり加えない、との考え方が基にあります。「お酒は微生物が醸すもので人はその手伝い役」というのは、杜氏の高橋藤一(とういち)さんのお言葉。
櫂入れをせず、タンク内で微生物が穏やかにゆっくりと作用した後も、濾過・加水を行わないため、たっぷりと凝縮された自然の旨みを味わえますよ。

自社酵母の培養など特徴は他にもありますが、微生物の環境を整えるため蔵内の清掃にアルコール等の薬剤を使用しないといった配慮もしているのだとか。
日本酒界隈では高橋杜氏はかなり有名な方ですし、日本酒ツウの皆様は”三無い造り”をすでにご存じかもしれません。(山内杜氏と”三無い”がかかっているのも、座布団一枚!ですよね)

少し長くなりましたが、これから初めて「雪の茅舎」を飲む方へのご案内もかねて、ご紹介しました。

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今週も、ひやおろしや秋あがりのご案内が多くなりそうです
様々なお酒が登場しますので、皆様の好みに合ったお酒が見つかれば幸いです。
今週もどうぞよろしくお願いいたします。

(有)小川屋

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