「飛囀 ‐鵠(HAKUCHO)- Type-A」

「飛囀 ‐鵠(HAKUCHO)- Type-A」 
(株式会社飛良泉本舗/秋田県にかほ市)

酒米は「秋田酒こまち」、使用酵母は「 きょうかい酵母NO.77」で作られています。
白麹(クエン酸)・リンゴ酸高生産性酵母(リンゴ酸)・山廃もと(乳酸)と、これでもかと言わんばかりに「酸」に重きを置いている純米吟醸酒です。

酸度は衝撃の5.2度(標準的な酸度は、1.4〜1.6度です)。
酸度の数値だけを見るとかなり酸っぱいのでは?とお思いになるかもしれませんが、甘と酸のバランスを酸に振り切っているものの、クリアな後口と爽やかさが楽しめるため、酸一辺倒ではありません。

柑橘やリンゴのような香りが心地よく、飲み始めは甘味とリンゴ酸が口いっぱいに広がります。3つの酸のまとまりと、酸由来のユニークな酒質をぜひお楽しみください。

個人的には、ワイングラスに入れて空気と触れ合わせながら飲むのがおすすめです。酸味のある白ワインのような味わいでした。
なお、酸に振り切ったお酒のため、常温ではその良さや個性が発揮されません。
5〜8度程度によく冷やしてお飲みください。
 


【価格】
720mℓ 1,870円 (税込)
 


【小川屋スタッフから】         

飛囀(ひてん)シリーズの「Type-A」は、新政酒造さんの白麹仕込み純米酒「亜麻猫」をお手本にしたそうです。白麹の技術は、新政酒造さんと横手市の天の戸さんに指示を仰いだのだとか。
酸に苦手意識を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、このうだるような暑さの中にあって「酸」は大活躍します。

酸由来の爽やさで、さらにもう一杯……とすいすいと飲めるため、夏にこそ味わっていただきたい味わいです。
当店スタッフ数人で試飲しましたが、ワイン好きにドストライクな1本では!?という意見になりました。

もちろん、日ごろから日本酒が好きで日本酒を飲み比べているような通の方にも、ぜひ一度お飲みいただきたいです。

日本酒の世界観が広がること間違いなしの1本。ぜひご賞味ください。

(有)小川屋

いらっしゃいませ! 湯沢市のジークブルガー通りにある、 (有)小川屋酒店です。 1922年の創業以来、 稲庭干饂飩とお酒を全国の お客様にお届けしてきました。 豊富な品揃えで皆様を お待ちしております!